Profile
Recent Entries
Recent Comments
  • 今年一年、ありがとうございました
    raf (01/01)
  • 今年一年、ありがとうございました
    lynx (01/01)
  • 救おうとするから、命と病気は重い
    raf (01/01)
  • 救おうとするから、命と病気は重い
    lynx (12/29)
  • 昨日テキサスで始まった恋
    raf (11/20)
  • 昨日テキサスで始まった恋
    F.E. (11/20)
  • うどんに手を突っ込んで
    M (10/21)
  • この日をいつまでも覚えているだろう
    M (10/12)
  • 「上村松園展」
    (09/09)
  • 「上村松園展」
    omi (09/09)
Archives
RECOMMEND
感染症診療のロジック
感染症診療のロジック (JUGEMレビュー »)
大曲 貴夫
さまざまな症例をもとに研修医、指導医が感染症の診療手順、抗生剤の選択・変更・投薬終了、薬剤感受性試験におけるMICの意味、原因微生物の推定と同定の考え方、経過観察のポイントなどについて対話を重ね、「診断推論過程を対話形式で」解き明かしていきます。人医療が対象ですが、その考え方は獣医療にも適用できるものです。獣医師の皆さんにぜひ読んで頂きたい一冊です。
RECOMMEND
Problem-Based Feline Medicine
Problem-Based Feline Medicine (JUGEMレビュー »)

症状から原因を探すタイプの本です。すっきりとしたデザインと構成、病態を含む適度な情報量で、臨床現場で出会うさまざまな猫の疾患を短時間で突き止められる工夫に満ちています。表紙の猫もいい顔です。比較的やさしい英語なので、洋書の入門にもいい。
RECOMMEND
海からの贈物 (新潮文庫)
海からの贈物 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
アン・モロウ・リンドバーグ
誰もが人生をいきているのに、人生が一体何なのか、その人生をどう送ればいいのか、わからない。人はみな、人生の迷子なのかもしれない。リンドバーグ夫人はある島での生活を通じ、深いしずけさに満ちた人生論を導きました。分量だけなら1日で読みとおせるこの本は、僕の人生にまぎれもない力を持ちはじめています。
RECOMMEND
RECOMMEND
Textbook of Veterinary Physiology
Textbook of Veterinary Physiology (JUGEMレビュー »)
James G. Cunningham,Bradley G., Ph.D. Klein
獣医生理学を勉強するなら、文章、図版ともに優れたこの本を一押しします。たとえば、腎臓の糸球体の写真、説明をみてください。糸球体濾過がどのようなものか、目からうろこの感覚ですっと理解できます。
英語が苦手でも大丈夫。僕はこの本で獣医関連の英語に慣れ、内科学、臨床病理学、放射線学の英語に対する抵抗感をなくしました。
RECOMMEND
地球巡礼
地球巡礼 (JUGEMレビュー »)
野町 和嘉
世界の「多様性」の意味を理解するきっかけになった1冊です。宗教をキーワードに世界各地の人々をとらえた写真がぎっしり詰まっています。質のいい印刷、示唆に富む文章が写真集を一段と奥深いものにしています。
RECOMMEND
Plumb's Veterinary Drug Handbook Pocket Size (Plumb's Veterinary Drug Handbook)
Plumb's Veterinary Drug Handbook Pocket Size (Plumb's Veterinary Drug Handbook) (JUGEMレビュー »)
Donald C. Plumb
的確にまとめられた情報をさっと検索することができます。内科など臨床系の科目を勉強するときには手元に置き、フル活用しています。サイズは2種類あり、pocket sizeは持ち歩きたい方におすすめです。
RECOMMEND
RECOMMEND
ぼくが見てきた戦争と平和
ぼくが見てきた戦争と平和 (JUGEMレビュー »)
長倉 洋海
写真家・長倉洋海さんの著作。人間に対する揺るぎない愛情、期待を感じます。『フォト・ジャーナリストの眼』もおすすめします。
RECOMMEND
旅のラゴス (新潮文庫)
旅のラゴス (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
筒井 康隆
ラゴスの旅(人生)の物語。映画「天空の城ラピュタ」が少年の冒険物語なら、本作は大人の旅物語。読後の心の静けさはいつまでも残り、ときどき、ラゴスの旅の断片の記憶が蘇ってきます。
RECOMMEND
くまとやまねこ
くまとやまねこ (JUGEMレビュー »)
湯本 香樹実,酒井 駒子
大切な人を失ったとき、私たちはどうすればいいのでしょう。閉め切った部屋のなかで、心を閉ざしつつあったくまを救ったのは、たった一言の言葉でした。生きる力を失いかけた人がいれば、どうか、手にとってみてください。私たちの世界は閉ざされてはいません。
RECOMMEND
ルリユールおじさん
ルリユールおじさん (JUGEMレビュー »)
いせ ひでこ
「パリの街に朝がきた。その朝はとくべつな一日のはじまりだった」。2008年に出会った絵本で一番心があたたまりました。本の職人であるルリユールおじさんの自身に対する問いかけの言葉は、獣医師を目指す僕の人生に強い勇気を与えてくれました。
RECOMMEND
Small Animal Internal Medicine (Small Animal Medicine)
Small Animal Internal Medicine (Small Animal Medicine) (JUGEMレビュー »)
Richard W. Nelson,C. Guillermo Couto
獣医内科学のスタンダードとなる教科書です。2008年12月に第4版が出たばかりです。第3版が値下がりしていますが、過去5年間の知見を反映している新版購入をお勧めします(訳本が出るのは数年後でしょう。価格は10万円以上になるはずです。原書なら2万円弱ですみます)。
RECOMMEND
Pathologic Basis of Veterinary Disease
Pathologic Basis of Veterinary Disease (JUGEMレビュー »)
M. Donald McGavin,James F., Ph.D. Zachary
約1500ページの分厚い本ですが、フルカラーで獣医病理学の総論、各論を解説しており、特に図版が非常に分かりやすい。この充実ぶりでたった1万円強。
RECOMMEND
Textbook of Veterinary Diagnostic Radiology
Textbook of Veterinary Diagnostic Radiology (JUGEMレビュー »)
Donald E. Thrall
僕が初めて買った獣医学関連の原書です。国内には獣医放射線学の良書が見当たらず、先生にアドバイスを頂き、この本を選択しました。多数の良質なX線写真が掲載されています。英語が苦手な方は、まず腹腔の章を読み進めることをお勧めします。
RECOMMEND
Diagnostic Cytology and Hematology of the Dog and Cat
Diagnostic Cytology and Hematology of the Dog and Cat (JUGEMレビュー »)
Rick L. Cowell,Ronald D. Tyler,James H., Ph.D. Meinkoth,Dennis B. Denicola
良質な細胞診写真が豊富に掲載されています。細胞診の本は幾つか出版されていますが、国内のものは写真数が少ない上に、値段が高い。
『代替医療のトリック』
 サイモン・シン、エツァート・エルンスト著『代替医療のトリック』(青木薫訳)を読みました。動物の医療にも代替医療が登場しており、科学的観点から代替医療の有効性について考えたいと思っていたところでした。
この本では、二重盲検法など、科学的に正しい手順で効果の有無を判定した論文をもとに、代替医療の有効性を評価しています。個々の文章に参照文献が出ていないのは残念ですが、本の結論をいえば、ほとんどの代替医療にはプラセボ(偽薬)以上の効果はない、あるいはほとんどないというものです。私がお世話になった獣医師にはホメオパシーを実践している方がいますが、この本では特にホメオパシーの効果はゼロと結論しています。また、代替医療はいわゆる西洋医学に置き換わるような効果はない、鍼など一部疾患に効果があるものもあるが、あらゆる疾病に効果がある代替医療は存在しないことも強調しています。
この本では、なぜ代替医療がこんなにも大きな市場を構築できたのかについても言及していて、医療のあり方を考えるうえで参考になります。
また、人々が代替医療でイメージする「伝統」「全体的」「自然」という言葉については、自然だから人間にいい、という素朴な考え方は常に正しいわけではない、自然は人間にそんなに都合のいいものではない、というくだりは、なかなか示唆に富んでいます(化学や毒性学を学んでいる方には当然のことかもしれません)。
いま、NHKでがんの代替医療に関する番組を放送していますが、さまざまな治療法の有効性を判断するための基礎知識を身につけるためにも、あるいは悪質な業者に騙されないためにも、読んで損はしない本だと思います。たとえば、統計学的に有意差があるのか、というのは治療の有効性を判断するうえで非常に重要な要素です。「自分ではこれをやったから、病気がなおった」という場合、個人の体験談においては、その治療法に対する強固な確信を築き上げやすいものですが、ほうっておいても治ったかもしれず、あるいは同時に処置した治療の効果が出たのか、本当に効果があったのか、その区別がつきませんが、対照群(コントロール)などを置いておこなった正しい試験を実施すれば、統計学的に有効性を判定できます。
代替医療の有効性については、論文そのものを読みたいと思っています。
本と音楽 | comments(2) | trackbacks(0)
Comments
NHKの代替医療に関する番組を見ました。そこで感じたのは、一般の人がデータやグラフを読みとる力を持つ必要性です。専門的なことがわからなくても、データが信頼できるものなのかどうかさえわかれば、悪質な広告に騙されずにすむかもしれません。日常の中で私たちの生活に飛び込んでくる情報はあまりに多い。たとえば健康食品では、いいものもたくさんあるとは思いますが、それと同じくらい、効果の薄いもの、科学的に裏付けのないものも世の中に溢れている気がします。
患者さんの場合は不安でたまらないという心理状況で冷静になりにくい、という難しさがありますが、一緒に苦しめるけれども頭は冷静でいられる周りの人が、注意深く見守ってあげられるといいですよね。

『代替医療のトリック』、私も今度読んでみたいと思います。
Posted by mer | 2010/03/20 11:56 PM

NHKの出演者が言っていたように、「わらをもすがる患者の気持ち」を利用する、悪質商法。そうした心ない人たちにだまされないよう、科学的思考を身につけるのはとても大切だよね。『代替医療のトリック』では代替医療の有効性の話以外にも、長い間、医療の主流派だった瀉血法、統計学的な知識を持っていたからこそ上層を動かすことができたナイチンゲールなど、周辺の話題もたくさん出てきて、今日の医療や治験が確立するまでに、どのような歴史的経緯をたどってきたのかについても、楽しみながら知ることができます。ぜひ読んでね。
Posted by raf | 2010/03/22 6:28 PM

Post a Comment










Trackback URL
http://guarulhos.jugem.jp/trackback/195
Trackbacks